5/21(日) ブドウの苗植えが、若松区有毛のワタリセ・ヴィンヤードで行われた。今年で3年目を迎えるブドウの苗植えイベントには、夏を思わせるような日差しの下、親子連れやワイン愛好家など40人以上が集まり、ブドウの苗植えを楽しんだ。
この日は、シャルドネと呼ばれる白ワイン用のブドウの苗を約150本を植えた。一般的には、苗木は購入するものだが、ワタリセ・ヴィンヤードでは、挿し木で増やし、台木に接ぎ木して、苗木をつくるところから手掛けている。接ぎ木は熟練した技術が必要で、慣れた藤田さんでも成功率はわずか50%とのことだ。
このように大切に育てた苗木は、柔らかく掘り起こした土にやさしく丁寧に植え、水やりをする。普段なら一人で何時間もかかる作業だが、この日は、参加者のみんなと力を合わせ、瞬く間に作業が終了した。
苗植えの後は、ブドウ畑が見渡せる木陰に移動し、若松酒類販売株式会社が準備した日本ワインと、おのおのが持ち寄ったおつまみを囲んで懇親会となった。若松酒類販売社長の古賀正知さんの計らいで、ワタリセ・ヴィンヤードで栽培されているのと同じ品詞であるメルロ、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランを使ったワインや同じ九州で作られたワインなどが振る舞われた。今回植えた苗からブドウが収穫できるようになるのは、3年後とのこと。ワタリセ・ヴィンヤードの将来への期待で胸を膨らませ、話しも弾んだ。
昨年秋に北九州市が「汐風香る魅惑のワイン特区」を取得し、後押ししてくれていることもあり、テレビ局や新聞社などの報道機関も取材に訪れており、注目度が増している。藤田さんは、「地元に愛されるカジュアルなワイン作りを目指したい」と物静かながら、確りとした口調でインタビューに応じていた。
LOCAL GOOD KITAQでも、クラウドファンディング『北九州に新たな食文化を!!「汐風香るワイン畑プロジェクト」』を展開し、ワタリセ・ヴィンヤード応援している。当初予想していた以上に多くのみなさんから暖かい支援をいただき、目標金額を突破し、ワイン醸造タンク1基の購入資金の目処が立った。 しかし、ワイナリー実現には、醸造タンクも3基以上が必要。さらに、除こう機(ブドウを房から取り外す機械)や圧搾機などの設備、そして、もちろん醸造所の建物などまだまだ多くの資金が必要だ。醸造所は、約500万円を投じて築70年余りの納屋を改装する予定だという。
クラウド・ファンディングは現在もチャレンジ進行中で、間もなくセカンドステージに入り、7月19日まで続きます。みなさんのご支援をよろしくお願いします!
【問い合わせ先 】 ワタリセ・ヴィンヤードを応援する会 事務局 尾池酒店 〒804-0081 北九州市戸畑区千防1丁目5-5 電話 093‐881‐2138 eメール watarise.wine.club@gmail.com
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